アカデミア創薬研究基盤のさらなる充実
~第一三共株式会社の寄託化合物ライブラリーサンプル提供開始~
平成 27 年4 月23 日 東京大学創薬機構
このたび東京大学創薬機構は、第一三共株式会社より化学構造の多様性が考慮された独
自の化合物サンプルの提供を受け、それらの化合物サンプルを同機構が管理する約 22
万の大型化合物ライブラリーに新たに加えることになりました。このことにより、アカ
デミア研究者が使用可能な良質な化合物サンプルの種類がさらに充実し、創薬研究のス
タート時点から「産」と「学」が連携したアカデミア創薬研究が一層加速します。
東京大学創薬機構は、生命現象の解明や難病克服など国民の健康増進に貢献することを
目標とし、平成27 年4 月1 日に「創薬オープンイノベーションセンター」を改称して
設立された総長室総括委員会直轄の全学組織です。ここ数年間にわたり化合物ライブラ
リーを構築・運営し、創薬スクリーニング(新薬の候補となる化合物を選び出す研究)
を希望する全国の研究者に化合物サンプルを提供するとともに、スクリーニング技術支
援やスクリーニング機器の共用を進めてきました。今後も製薬企業からの寄託化合物サ
ンプルなどで化合物ライブラリーをさらに充実させ、政府が進める「健康・医療戦略」
に貢献すべく、活動を発展させていきます。
これらの寄託化合物ライブラリーの利用を希望する研究者の皆様には、準備ができ次第、
提供を開始する予定ですので、同機構までお問い合わせ下さい。
問い合わせ: 東京大学創薬機構 担当:特任教授 岡部隆義、小島宏建 ホームページ:http://www.ddi.u-tokyo.ac.jp/