所属 |
① 理化学研究所 放射光科学研究センター ② 高輝度光科学研究センター ③ 理化学研究所 放射光科学研究センター/高輝度光科学研究センター |
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氏名 |
① 清水 伸隆 ② 関口 博史 ③ 増永 啓康 |
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AMED 事業 |
課題名 | 生命科学と創薬研究に向けた相関構造解析プラットフォームによる支援と高度化 |
代表機関 | 理化学研究所 | |
代表者 | 山本 雅貴 |
BioSAXS、SEC-SAXS/MALS、性状解析、構造解析、相互作用解析
Photon Factory及びSPring-8の小角X線散乱(SAXS)ビームライン(PF BL-10C/BL-15A2、SPring-8 BL38B1)における生体高分子のX線溶液散乱測定解析支援を行なう。構造自由度の高いタンパク質や不安定複合体の解析では、溶液中の試料は多分散な状態にあることも多い。そこでサイズ排除クロマトグラフィー(SEC)により分子を単離しながらSAXS測定を行ない(SEC-SAXS)、標的の構造状態の高精度解析を実現する。また、複合体形成のストイキオメトリーを解析するため、同じくSECと組み合わせた多角度静的光散乱(SEC-MALS)も活用し、溶液中の構造状態に関してSAXSと相補的に解析する。手法の初心者に対して、試料の準備から測定、解析までの全てのサポートを行なう。
実際の利用例は、支援担当者の研究概要に例示する。
① Araki et al. Sci. Rep. 6, 30473 (2016). doi: 10.1038/srep30473
② Kajikawa et al. Nat. Commun. 9, 4330 (2018). doi: 10.1038/s41467-018-06797-8
③ Hirata et al. Nucleic Acids Res.47, 10942-10955 (2019). doi: 10.1093/nar/gkz856
④ Anami et al. J. Med. Chem. 59, 7888-7900 (2016). doi: 10.1021/acs.jmedchem.6b00682
⑤ Virk et al. Acta Cryst. D78, 204-211 (2022). doi: 10.1107/S205979832101247X
⑥ Shimizu et al. AIP Conf. Proc. 1741, 050017 (2016). doi: 10.1063/1.4952937
⑦ Yonezawa et al. AIP Conf. Proc. 2054, 060082 (2019). doi: 10.1063/1.5084713