A1-16 SPring-8クライオ電子顕微鏡構造解析支援

ユニット名

構造解析ユニット

支援担当者

所属 ① 高輝度光科学研究センター
② 高輝度光科学研究センター
③ 理化学研究所 放射光科学研究センター
氏名 ① 重松 秀樹
② 加藤 公児
③ Gerle Christoph
AMED
事業
課題名 生命科学と創薬研究に向けた相関構造解析プラットフォームによる支援と高度化
代表機関 理化学研究所 放射光科学研究センター
代表者 山本 雅貴

支援技術のキーワード

クライオ電子顕微鏡、単粒子解析、高分解能、動的構造

支援技術の概要

SPring-8サイトでは、2台の200 kV、2台の300 kVクライオ電子顕微鏡にそれぞれ直接電子検出器が装備され、スクリーニング、高分解能データ測定に対応した支援を行う。グリッド調製、データ取得、構造解析といった一連のクライオ電子顕微鏡単粒子解析を支援し、非支援者のクライオ電子顕微鏡利用をトータルに支援する。また、自立したクライオ電子顕微鏡利用を推進するための研修会の定期開催、高分解能データ取得を目指した研修会、自立した構造解析に向けた支援、個別の構造解析に対する相談会といった種々のステージでのクライオ電子顕微鏡利用および自立した利活用を支援する

支援技術の利用例

これまでは200 kVの装置を用いたスクリーニングや立ち上げ支援を中心に活動していた(図2)が、2021年度後半より300 kVの装置を含む外部利用を開始し、既に支援による成果が発表されている(図3)。

支援担当者の研究概要

支援担当者はクライオ電子顕微鏡にかかる研究に長く携わっており方法論開発やアプリケーションにおいても成果をあげている者(重松、Gerle)のほか、X線結晶構造解析、クライオ電顕を利用した構造生物学研究に従事していた者(加藤)となっており、いずれも膜タンパク質のクライオ電子顕微鏡単粒子解析(図4)に実績がある。

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