A1-18 KEKクライオ電子顕微鏡データ解析相談窓口

ユニット名

構造解析ユニット

支援担当者

所属 ① 高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究所 構造生物学研究センター
② 高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究所 構造生物学研究センター
氏名 ① 守屋 俊夫
② 川崎 政人
AMED
事業
課題名 生命科学と創薬研究に向けた相関構造解析プラットフォームによる支援と高度化
代表機関 理化学研究所
代表者 山本 雅貴

支援技術のキーワード

クライオ電子顕微鏡、単粒子解析

支援技術の概要

クライオ電子顕微鏡で取得したデータの単粒子解析は初心者にとってハードルが高い。本支援では、データ取得後の解析を実際に行ったものの、苦労しているユーザーを支援する。本支援はKEKが行うクライオ電子顕微鏡構造解析包括的支援(支援メニューA1-17)とは異なり、自身でデータ解析環境を既に構築しており、取得データの解析に苦労している初心者から中級者までを主な対象とし、将来的に申請者自身で解析が完了できるよう、解析を進めるにあたって必要な基本的な留意点から、より高度な解析手法までをサポートする。KEKだけでなく他施設のハイエンドマシンで測定したデータについての解析についても相談可能。

支援技術の利用例

クライオ電子顕微鏡構造解析包括的支援(支援メニューA1-17)で良好なデータが取得でき、解析環境を整えたユーザーが、実際に解析していく上でつまずいた点について、画面を共有しながらオンラインで指導。

支援担当者の研究概要

高エネルギー加速器研究機構は、電顕施設のみならず、放射光実験施設(PF)と構造生物学研究センター(SBRC)が緊密に連携し、施設の高度化を進めながら構造生物研究支援を担当する。支援担当者(守屋 俊夫、川崎 政人、池田 聡人)は、構造生物学分野をはじめとし、クライオ電顕のソフト開発や画像解析など専門性の高い研究者で構成されている。SBRCでは、構造解析に必要な試料調整に関する統合的な支援や、結晶構造解析(PX)、溶液散乱(SAXS)の支援も行っており、これらを含めたシームレスに相関構造解析に対応することが可能である。

  • Tao et al. Discovery of non-squalene triterpenes Nature 606, 414-419 (2022)
  • 守屋 俊夫 200 kV単粒子クライオ電子顕微鏡による小さいタンパク質の三次元構造再構築におけるボックスサイズと粒子マスク直径の決定方法 顕微鏡 55, 37-42. (2020)
  • 安達成彦KEKの共同利用型クライオ電子顕微鏡の利用方法 日本結晶学会誌 63,267-272(2021)
  • 高エネルギー加速器研究機構・物質構造科学研究所・構造生物学研究センターHP:
    https://www2.kek.jp/imss/sbrc/

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