A1-24 4つの解析技術を駆使した相関構造解析支援

ユニット名

構造解析ユニット

支援担当者

所属 ① 大阪大学 蛋白質研究所
② 大阪大学 蛋白質研究所
③ 大阪大学 蛋白質研究所
氏名 ① 加藤 貴之
② 藤原 敏道
③ 中川 敦史
AMED
事業
課題名 生命科学と創薬研究に向けた相関構造解析プラットフォームによる支援と高度化
代表機関 理化学研究所
代表者 山本 雅貴

支援技術のキーワード

相関構造解析、X線結晶構造解析、クライオ電子顕微鏡、核磁気共鳴吸収法、MicroED

支援技術の概要

X線結晶解析、クライオ電子顕微鏡、核磁気共鳴吸収、MicroEDという4つの異なる相補的な技術を組み合わせた相関構造解析の支援を行い、多階層構造生命科学を推進する。

支援技術の利用例

クライオ電子顕微鏡による単粒子解析の特徴を活かした構造解析
・超分子複合体等の結晶化が困難な解析ターゲット
・測定・解析の高速化・効率化による高分解能解析
・ヒット化合物のスクリーニング
・構造多様性・構造ダイナミクス解析
溶液および固体NMRの特徴を活かした構造解析
・相互作用解析
19Fスクリーニング
・過渡的構造の解析
放射光回折強度データ収集と構造解析
・格子定数が500Åを越える超分子複合体等の構造解析
・高分解能構造解析
MicroED
・X 線回折法では粉末回折像しか得られないような微結晶粉末試料で構造解析
・結晶多形・混合物・良結晶の割合が少ない高難易度試料の解析も可能



支援担当者の研究概要

・加藤貴之
最も実績のある最先端のクライオ電子顕微鏡装置を用いて近原子分解能解析を行っている。また、これからのクライオ電顕の主役となると考えられているFIB-SEMによる試料切削と電子線トモグラフィーによる細胞中での構造解析についても支援を行う。高性能のGPGPU計算機を整備し、もう1つの課題、コンフォメーション変化の可視化にも挑んでいる。

・藤原敏道
超高磁場溶液NMR及び高感度固体NMRを用いた生体分子相互作用解析、タンパク質構造解析を行っている。また、最先端のスピン超偏極超高感度化法、NMRデータベース利用自動解析法、高分子量タンパク質解析のための同位体標識試料調製法の開発と応用にも取り組んでいる。

・中川敦史
放射光や自由電子レーザーを利用したデータ収集法や構造解析の方法論の開発、生物学的に重要なタンパク質やウイルスなどの生体超分子複合体の精密な構造解析を目指した研究を進めている。

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