D1-4 疾患モデルマウスによる薬効評価支援(循環器)

ユニット名

ヒット化合物創出ユニット

支援担当者

所属 ① 九州大学 大学院薬学研究院
氏名 ① 西田 基宏
AMED
事業
課題名 グリーンファルマ創薬構造解析による支援高度化の推進
代表機関 九州大学
代表者 大戸茂弘

支援技術のキーワード

心不全、心筋症、肺高血圧症、筋萎縮性疾患、肝炎、炎症性腸疾患

支援技術の概要

医薬品の原石となる小分子化合物、核酸、抗体などの循環器疾患に対する有効性を前臨床レベルで評価すべく、小動物(主にマウス)の疾患モデルを用いた評価医系での解析を支援する。具体例として、①心不全(大動脈狭窄による圧負荷モデル、冠動脈結紮による心筋梗塞)、②拡張型心筋症(muscle LIM protein遺伝子欠損マウス)、③肺高血圧症(モノクロタリン誘発性、低酸素ストレス曝露誘発性)、④筋萎縮性疾患(Duchenne型筋ジストロフィーモデル(mdx)マウス、サルコペニアモデル(除神経、片足拘束)、筋萎縮性側索硬化症(SOD1(G93A)変異マウス))、⑤肝炎(コリン/メチオニン欠乏食誘発NAFLD)、⑥炎症性腸疾患(デキストラン硫酸誘発性)などの疾患モデルマウスを作成し、薬の有効性・安全性評価の支援を行う。相当な労力を要するので、本支援は共同研究ベースで実施し、得られた結果については、ポジでもネガでも論文化することを必須条件とする(事前相談が必要)。

支援技術の利用例

非侵襲的な循環機能計測、血液・尿パラメーター測定、運動機能・筋力測定・行動観察を基本とし、エンドポイントでの侵襲的な心カテ機能計測、組織形態構造観察、qPCR測定、必要に応じて急性単離細胞を用いた機能解析などを実施する。

支援担当者の研究概要

九州大学大学院薬学研究院生理学分野HP:https://physiology.phar.kyushu-u.ac.jp/reserch2.html

支援申請する