F5-2 疾患モデル動物提供支援

ユニット名

薬効・安全性評価ユニット

支援担当者

所属 ① 大阪公立大学大学院獣医学研究科
氏名 ① 金子 武人
AMED
事業
課題名 ゲノム、エピゲノム編集疾患モデル動物の作出支援
代表機関 群馬大学
代表者 畑田 出穂

支援技術のキーワード

ノックアウトラット、ノックインラット、ゲノム編集ラット

支援技術の概要

エレクトロポーレーション法で高速にノックアウトラット、ノックインラットを作製

ラットはマウスと比較して大型で手術などの操作が容易であり知能が高く脳構造が理解されており、マウスでは研究が難しい分野で極めて有用な実験動物である。これまでラットにおける遺伝子改変やゲノム編集は、マイクロインジェクション法による受精卵への核酸導入が必要なため、作製に時間を要した。我々は、エレクトロポーレーション法を用いた簡易かつ高率なゲノム編集ラット系統作出技術 (Sci. Rep. 2014, 4:6382、特許:5774657)を発明し、この技術を用いて高速にノックアウトラット、ノックインラットの作製支援を行う。

支援技術の利用例

ゲノム編集ラットを用いた遺伝子機能解析研究
ゲノム編集ラットを用いた創薬研究
ゲノム編集ラットを用いた生理学・行動学研究

支援担当者の研究概要

大阪公立大学大学院獣医学研究科 実験動物学教室HP
 https://www.omu.ac.jp/vet/las/

本支援で用いる受精卵エレクトロポレーション法(テイク法)
 Simple knockout by electroporation of engineered endonucleases into intact rat embryos.
  Kaneko T, Sakuma T, Yamamoto T, Mashimo T.
  Scientific Reports 4:6382, 2014. doi: 10.1038/srep06382.

 Genome Editing in Mouse and Rat by Electroporation.
  Kaneko T.
  Methods in Molecular Biology 1630: 81-89, 2017. doi: 10.1007/978-1-4939-7128-2_7.

支援申請する